クレジット
ノート
「京都のはんなり少女」という腹の中の見えないキャラクター設計が生んだ怪曲。クリアでフラットな歌い口でフォーク歌謡のリバイバルを成立させている。ソロ2曲目となる本作の前に発表されたビリー・バンバン(あるいは坂本冬美のカバー)の好カバー『まだ君に恋してる』の手応えがベースになっており、そのオマージュと言っても良いかもしれない。
小早川紗枝に情念を歌わせるという点では、佐久間まゆとのユニット曲『あいくるしい』(5人組の再録版ではなくアニメDVDの特典版)が先行した。この時点でディレクションの方向性が定まっていた節がある。